Access Facelift*アクセス・フェイスリフト*について

 

 

 わたしがご提供できるエネルギーのひとつに、Access Facelift――アクセス・フェイスリフトという施術があります。

 

  アクセス・フェイスリフトは、肉体に閉じこめられていた制限、ジャッジメント、滞っていたエネルギーにアプローチするものです。

 

  日々わたしたちが思考したり感情とつながったりするのとおなじように、わたしたちのからだにも知性があり感情があります。

 

  それを“ボディインテリジェンス”などといったりすることもありますが、わたしたちの思考や感情は脳や肉体に溜まってゆきます。そしてそれらが蓄積されてゆくことで、それが自身の“重さ”となっている。

 

 積み重ねられた“重さ”は、そうとは知らずに自分が自分にかける罠となることがあります。

 

  たとえば「自分が自分でない」ようになるというのも、その罠のひとつであるかもしれません。感情が乱れて“ほんとうは”口にしたいと思っていない言葉をいってしまったり、おなじことで答えの出ない堂々巡りにおちいり結局疲労だけが増して気力が低下したりなど。でも逆にいえば蓄積されたものによって自身のエネルギーが低下しているからそのような状況を招いている、ということもできます。

 

  アクセス・フェイスリフトは、これまでからだに蓄積されてきたものの解放、その時点でそれが可能であるものを解き、弛緩してあげる施術で、美容や体形の変化にも影響をおよぼしますが、それは二次的なものだとわたしは思っていて、からだの滞りを流してあげることでそのような作用をもたらす、ということです。

 

  それでいうならアクセス・バーズもアクセス・ボディプロセス各種もヒーリングもそれぞれに作用は異なれど、「“滞り”を流してあげる」という点ではおなじですので、そちらの施術でお顔が変化してくるかたもいらっしゃいます。

 

  そのひとがご自身にかけている負荷、ジャッジメント固定観念を溶かしてあげることで、そういうことは起こりうる、ということです。アクセス・フェイスリフトはからだに閉じこめられていたエネルギーにアプローチしてあげるものなので、それがよりはっきりと顔や肉体に視覚化できる現象としてあらわれやすいということ。

 

 

  以上前置きが長くなりましたが、先日アクセス・フェイスリフトの施術のさいに、興味深いことがありました。そのクライアントさまの許可をいただきましたので、そのときのことを記しておきたいと思い、この文章を綴りはじめました。

 

  施術中、彼女が「岩が見えます」というようなことをいいました。それはエネルギーをとおして彼女のなかにあらわれたヴィジョンのようでした。「どんな岩?」とわたしが問いかけると、「三角のかたちをしています」「赤い色の岩です」「それがどんどんおおきくなる」「なかに入ってきました。それは自分と一体化して、もう見えない」とご自身に視えているもの、感じられるものを教えてくれました。

 

  わたしにはそれが悪いもののようにはまったく感じず、必要なアクティベーションのひとつであることを感じたのでそのようにおつたえし、そのままセッションを終えました。  

 

 セッション後、その三角形の岩のことが気になったので、あれは彼女にとってどのようなものでしたか、と問いかけると“グラウディング”“第1チャクラ”というメッセージが入ってきました。

 

  第1チャクラは安心や安全をつかさどる場所で、からだのなかの仙骨の部分がそこにあたります。

 

  岩というのは大地の象徴であり、三角も第1チャクラを象徴する模様でもあります。  安心や安全をつかさどる第1チャクラは、だからグラウディングと深く関わる場所で、グランディングとは簡単にいえば「地球、大地に根ざすこと、土台、現実とのつながり」を意味します。

 

  自分自身の土台となり基盤となるチャクラで、家の土台がしっかりしていないと地震などの衝撃で崩れやすくなるように、人間にもおなじことがいえます。この部分のエネルギーが不足、あるいは過剰なとき、心身の安定からは遠ざかり、そこから生じるものは個人によって異なれど、たとえば苛立ちや不安感、自分の人生を生きてゆくことへの危機感、疲労感、怖れなどに頭、心、からだがいっぱいになってしまったり、さまざまな障壁を抱えます。

 

  安心感とひとことでいえば容易いもののように感じられるかもしれませんが、安心感はそれらのもの(不安、怖れ、苛立ち、怒り)から自分自身と距離を置いたとき、情緒の安定という土台がしっかりとあってはじめて自分のなかにやってくるものです。それらのものと距離を置くことで心にスペースができ、そのスペースがそのひと自身の余裕となって、それが安心や安定ともなる。

 

 アクセス・フェイスリフトは“安心感”とつながるためのエネルギーであり、そのために肉体に蓄積されていたもの、閉じこめられていたものを刷新するエネルギーの働きを視覚化して、彼女はそのようなヴィジョンをご覧になったのだろうと、わたしは感じました。

 

  そしてそのときわたしのなかにも思い浮かぶものがありました。

 

 

 上記の画像はどちらもサイキック・タロットというオラクルカードのもので、第1チャクラと赤の4のカードとなります。施術中彼女に起こったことの説明としてとてもわかりやすかったので、このカードをまじえてご説明しました。赤い岩、第1チャクラ、基盤と土台、グラウディング。

 

  「わたしが見た赤い岩に似ています」とこのカードの写真をお送りしたとき、彼女は教えてくれました。  

 

 「赤い三角の岩」がご自身のなかに入ってくるとき、自分の内部の抵抗を感じたと彼女はいっていて、それならばそれだけ第1チャクラの余剰になっていたものを浄化してあげることが大切だったのね、というお話をしました。余剰になると自律神経が乱れ、怒りや不安や怖れによって「自分が自分でない」ような“反応”として、「自分が自分に」罠をかけるような働きをしてしまうから、と。

 

  施術はエネルギーの周波数にそのひとの状態をあわせ、上げるものなので、そのひとのエネルギーを「引きあげよう」とするとき、そのひとご自身の“重さ”から抵抗が起こることもあります。それはそれだけエネルギーが低下していたということでもあるので、そのようなときは意識的にご自身をリラックスさせてあげる時間をとること、なにも考えない時間をとること、そしてお水をいただくことを大切にしてあげてくださいね、とおつたえします。

 

  エネルギーを上げたり調えてあげることは、ご自分の波動に修正を加えることでもあります。  

 

 そしてエネルギー、波動が変わると物事の見方、捉え方も変わってきます。

 

  エネルギーを調えてあげることは、お風呂に入ったり爪を切ったりすることとおなじようなもので、爪は切ってもまた伸びてきます。お風呂も入ってもまた自然に汚れがたまる。エネルギーもそのようなもの。

 

  最初の段階ではエネルギーにこれまでの人生で蓄積されたものが多く溜まっていることがあり、それを修正してゆくことで思考や感情が変わり、それが変わることで視点が変わり、「爪が伸びる速度」も以前までのそれとは変わってきます。  

 

 また自分自身が浄化されてゆくと、エネルギーを受けとれる量や質も変わってきます。おなじ量、おなじ質のエネルギーが流れていても、それを受けとる量、作用するものはそのひと自身の状態によって変わってきて、それも個人個人のプロセスではありますが、だからいつでも、そのとき癒せるもの、溶かしてあげられるものに作用する、といえます。

 

  そのひとのプロセスが進まなければ癒せないもの、溶かしてあげられないものにけっして無理強いすることのない、けれどもいま見つめられるものならそれを浄めてあげなさいとつたえてくるそのやさしさ、そしてときに厳しさは、デヴァインマザーのあたたかさのようにも感じます。

 

  わたし自身もここ数年で、ずいぶんと自分のエネルギーに変化がありました。

 

  はじめは荒目だった自分のエネルギー、その膜。当時は自分でも意識することなくそうだったこと、でもいま思えばそうだったなと感じられるそれが、微細になり、調えられていったこと。それにともなって精神的にも物質的にも変化していったこと。「自分自身が浄化されてゆくとエネルギーを受けとれる量や質も変わってくる」と書きましたが、それはなにより自身の経験談としてそれを“知っている”ということです。

 

  “受けとる”量や質も変わりましたが、“流す”うえでのそれも、ほんとうにおおきく変わりました。そしていまも、あたらしく変わりつづけている。施術者として大切で重要なのは、自分に集中することと、自身のエネルギー、周波数をあげてゆくことなのだとますます感じられた今年でもありました。

 

 

  高次のエネルギーには目では見えない神聖幾何学が宿っていて、だから彼女がアクセス・フェイスリフトの施術中に赤い三角の岩を視たのは、彼女が意図せずエネルギーの紋様を心の目で視た、受けとられたのだと感じ、わたしにはとても興味深いことでした。   

 

 そのことを記録としてここに、残しておきたかったので。  

 

 ありがとう。