菊理媛の一斉遠隔ヒーリングのご報告

 

 

 

 

 2023年9月のセッションをお受けくださったかたへの菊理媛の一斉遠隔ヒーリング、無事に終了しました。

 

 今回のエネルギーの作用として、前回の観音の一斉遠隔のときにもあらわれていた“鎮静”というキイワードが強く感じられました。

 

 このヒーリングのさい受けとったメッセージ、そしてわたし自身の所感としての言葉を下記に。

 

 

 過去の経験はあなた自身の“力”に変えることができます。

 

 しかし「力に変える」までの流れのなかで、その経験が現在の自分の視点から見れば「望ましくない」「失敗だった」「それによって傷ついた」と感じ、判断するものである場合、心を閉ざしていることが多々あります。

 

 心を閉ざしたとき(それを“閉ざしている”ことすらあるいは自分では知らない、無自覚かもしれない)、「もう二度とそれを経験したくない」、あるいは「それを想いだしたくない」という当然の感情から、「自分の心がなにを感じているか」がわからなくなることがある。

 

 警戒や防御によって浮上する混乱や不安は、「心で感じていること」ではなく「頭が考えていること」であるかもしれません。

 

 思考は「自分がどう感じているか」の答えと別のものを提示することがあり、それを「自身の“ほんとうの”気持ち」だと思い込むとき、わたしたちは心でなく頭で生きています。

 

 心で感じていることと頭で考えていることが、異なる方向をむいていると自律神経や免疫系の乱れを引き起こすことがあり、その根源を探るとわたしたちの“過去”が再浮上してくることがある。

 

 古いドラマや古いトラウマに隠れていた自分自身の“本心”を自分が自分に真の意味で認められたとき、過去に注がれていたエネルギーは“現在”に戻ってきて、力を取り戻します。

 

 その“過去”は、もしかしたら日ごろは忘れてしまっているような、遠い昔のことかもしれない。もうそんなことは気にしてないと自分では思っているようなことが、水面下でみずからの力を分散させている、そういうことはほんとうによくあることだと感じています。

 

 多くのひとは「過去は変えられない」と思っています。

 

 起きた事実だけを見れば、それは変えようのない事象であるかもしれない。けれどもあなたが“現在”に力を取り戻したとき、過去に注がれていた眼差しに“変更”が生じていることに氣づくことができるはずです。

 

 いくつかの“過去”を、すでにそういった視点で眺めることができているはずです。

 

 過去は自分が置いてきた背中にあり、そこに戻ることはできないと思っている。もう「やりなおせない」と思っている。その過去を俯瞰的に見ることができるなら、かならずしも自分の記憶が“ただしい”とはかぎらない。

 

 これは過去に「傷ついたこと」「辛かったこと」、そのように感じて心閉じるような出来事が、「傷つくようなことではなかった」というのではありません。いま、その過去より成長したわたしたちは、その過去の視点とは別の角度からの眼差しでそれを見ることができる、という話として。

 

 その「別の角度からの眼差し」のなかに成熟はあり、その成熟こそがわたしたちを最良の縁(人、場所、環境、物事)にみちびいてくれるのだと、菊理媛はつたえてきます。どのようなグラデーションをみずからの眼差しのなかに宿すことができるか。

 

 そのために浄化する必要のあるものを浄化し、癒す必要のあるものを癒し、みずからを鎮静させ、そして自分自身の中心とつながってください。あなたの力を取り戻してください。それはすなわち、あなたの強さを“想いだして”くださいということです。

 

 

 あなたが「“ほんとうは”どう感じているのか」を知ることを自分自身にゆるし、それを現実にあらわしてゆくことを怖れないでください。あなたには賢さがあり、そして強さがあります。そしてそれを理解したとき、わたしたちは過去を“生きなおす”ことができるのだと。

 

 

 先月今月と“鎮静”と出ていますし、多くのひとにとって自分の内側を見つめる時間があらわれているのかもしれません。いま、自分以外のものからも“引っ張ってくる”ようなエネルギーを強く感じるところもありますし、ご自身が“安らぎ”とつながる時間を大切にされてくださいね。