7月、マグダラのマリア

 

 

 

 Luna Somniumの7月は、Mary Magdalene――マグダラのマリアとのつながりを深めてきました。

 

 だから今月のセッションのすべてのエネルギーに、マグダラのマリアが副次的に作用してくれています。

 

 マグダラのマリアは、罪悪感執着虐待的な扱いを受けたことによるみずからの“誇り”に入った罅割れその根源にある傷自他への赦し自分自身を愛することの許可などに癒しをもたらしてくれる存在です。

 

 

 その傷をともなう経験を自身へおよぼしてしまったことの自分へのゆるし

 

 そしてそれがなされたあとの“外”へのゆるし。

 

 「ゆるせない」という意識が“外”にあるとき、まずわたしたちがもっとも責めているのは自分自身。――なにより自分がいちばん自分に“ゆるされたかった”

 

 みずからを“責めている”という意識すらなく潜伏して、わたしたちの現在に影響をおよぼしているものへの癒し。

 

 そしてそこに「自分を愛する」ことの許可と鍵はあること。

 

 

 女性の子宮はわたしたちのそれらの痛みを吸収する場所なので、 子宮、第2チャクラの回復のヒーリングをもたらしてくれ、 長い家父長的な男性性のエラーのなかで男女ともに傷ついてきた女性性の 回復を象徴する女神の一柱でもあります。

 

 罪悪感、子宮と仙骨のチャクラ、背骨。肉体、意識、魂のなかの 重荷になっているものの浄め。

 

 

 マグダラのマリア虐げられた女性性犠牲を奉仕だと変換、誤認してきたがために疲弊した女性性の癒し(女性にも男性にも“女性性”はあり、マグダラのマリアの、そしてすべての女神の“癒し”は、もちろん性別によりません)。

 

 先月の女神はアフロディテで、アフロディテの癒しのひとつの、そしておおきな側面としての“セクシャリティ”に作用した、というお声をいただくことがありました。今月のセッションのすべてをサポートしてくれる存在が、アフロディテにつづいてマグダラのマリアである流れとなったのも、必然的なことであったように感じます。

 

 マグダラのマリアの“癒し”に、やはり“セクシャリティ”というキイワードがあることを思うと。

 

 セクシャリティの癒しとは、「もう傷つきたくない」という心がみずからを守るために閉ざし、「感じないようにしてきたもの」のなかにあり、喜びを喜びと悲しみを悲しみを「感じる」ことで、わたしたちは自分という人間のかたちを知ってゆきます。

 

 麻痺してきたものをほどき「自分がどう感じているか」を頭ではなく心で受けとることもセクシャリティなら、自身を解き放ってゆくことの鍵も、セクシャリティのなかにあります。

 

 それはとても大切なことだから、いまこの時期にアフロディテマグダラのマリアの流れのなかで継続して“セクシャリティ”とあらわれていることを、わたしは感じています。

 

 

 

 

 マグダラのマリアの“肖像”として、彼女を感じられるものがどうしても見つからず、しかし長い時間をかけて彼女の肖像を探しているうち、あるホーリーカードに描かれている天使のなかにわたしは彼女を強く感じることができたので、今月はこの天使をマグダラのマリアに見立てて飾ろうと思っていました。

 

 けれども先月の終わりに不意にヴィジョンのなかで、数年まえの12月、聖堂のような場所の祈りの展示でご一緒する機会があった、コラージュ作家の青井さんの作品がおりてきて、「ああ、ここにも彼女がいた」と感じ、青井さんにお頼みしてカードを送っていただき、天使とともに飾っています。

 

 白と黒ではからずも陰陽みたいに、ふたつをひとつにして。

 

 

 

 今月のキャンドルはクリスタルが入ったものを選びました。

 “浄め”と“清め”を祈りの火のなかに宿して。

 

 

 マグダラのマリアがいうには、「聖杯」というのは女性の子宮のことなのだそうです。

 

 そしてそのことを「自分が真に神聖な存在である」ことをほんとうの意味で知ったとき、女性たちは理解するのだと。

 

 女性たちはひとりひとり自分のなかに聖杯をもっていること。

 

 自分自身で魔法を熾すことができる存在であることを。

 

 マグダラのマリア錬金術師であり、そして復活の薔薇、光の女王でもあります。

 

 だからわたしたちのなかの“女王”や“”を呼び覚ましてくれるかたでもあります。

 

 

 マグダラのマリアの遠隔ヒーリングをおこなうとき、こんなメッセージを受けとったことがありました。

 

 「あなたにとって“クイーン”であると 思うかたがたのことを心に想起し、思い描いてみてください。そしてエネルギーを流す相手にも、自身の思う“クイーン”をどうぞ心に呼び起こされるよう、つたえてください。」 

 

 そのときわたしの心には、日本の“クイーン”として天照大神、八幡女神(神功皇后)、倭姫命、五十鈴姫、卑弥呼(日巫女)などが マグダラのマリアの伝言とともに浮かびあがりました。それはわたしのなかの“クイーン”とも共通する存在であったのだと思います。

 

 

  マグダラのマリアはわたしたちの“再生”と、 わたしたちのなかに存在する“女王”(男性であれば“王”)の目覚めのサポートをしてくれます。 そしてそのための障壁になっているものがあるならその障壁からアプローチし、 そのときのそのひとの段階、レッスンに応じた癒し、シフトをもたらしてくれる存在です。

 

 彼女はわたしたち、とくにシャーマニック的な過去生をもつひとたちの教師のような存在でもあります。

 

 そのような過去生をもつ者は、「人に理解されないこと人を理解できないこと 人のためにと思ってやったことが、相手にはそうは受けとられなかった、そのようにジャッジされた。それが致命的な事態をもたらした」という傷をもっていることが多いです。

 

 シャーマニズム的な過去生を生きてきたひとは、総じて自尊心が低く、 自分への評価を低くさだめている初期段階をもっていることがままありますが、 そのように致命的な傷を負った過去生とおなじ場所にいかないように力をもった立場になるとどのような目に遭うかわからないから、人の目につかないようにと潜在意識がブロックをかけていることもままあって、自分ではなにが障壁なのかはっきりとしないまま、「隠れよう」としてしまうことがあったりします。

 

 感情を、出来事を、エネルギーを、真実を、「感じないように」しようとする。でもそれに本人は無自覚で、「どうしてなのだろう」と繰り返し自身に問いかけていたり。

 

 

 「自分を高い立場に置かないように自分を護ろう」として、それゆえに人と違っていることを怖れたり、人の目が気になったり。 すべてはそのようにして「つながっている」もの。

 

 そのような「覚えていない(でも、肉体は、細胞は覚えている)経験」の深い傷 、 あるいはときに権力と結びついてみずからのパワーを誤用してしまった過去をもっているひともなかにはいて、だから「フォースとしての力のある場所」から 自分を遠ざけるように、何重にも自身を閉じこめている、ということもあります。

 

 「自分を安全な場所に置いておくことでなされる防御

 (けれどもそれは“安心”と同義語ではない。

 

 

 その「防御」が「制限」であることに氣づきはじめたら、その防御を解いてゆく段階が訪れる。 自分がそれを望んだときに。

 

 しかし傷ついたぶんだけ休息が必要なように、その防御のなかにいる、いた自分もまた大切な蛹の時期でもあり、 それは潜在にも顕在にも刺さっている剣を抜いて癒してゆく時間でもあること。

 

 マグダラのマリアはそのすべてを静かな微笑みで包んでくれる、そんな存在です。

 

 

 

 

 *7月これからの予定*

 

 22日(土)23日(日)*完全にオフになり、2日間連絡がとれない状態になります。ご注意ください。

 27日(木)*今月のセッションを受けてくださったかたへの、マグダラのマリアの一斉遠隔ヒーリング(27日以降に対面、遠隔でご予約くださっているかたでも、今月中なら該当します。お日にち近づきましたら、該当されるかたには個別にご連絡さしあげます。)

 

 また、一斉遠隔ヒーリング後の詳細をいままでBLOGに綴ってきましたが、今月からは控えることになりました。エネルギーを受けとられたかたが個人個人で感じられたことをご自身に問いかける時間も、「感じる力を育む時間」であること。それを大切にしてゆくフェーズに入っていることを感じ、そのように移行することになりましたが、ヒーリング後、わたし自身が感じたことなどあればtweetでおつたえしたいと思っています*

 

 

 そして先日綴った記事にもあたたかいメッセージなどいただきまして、ありがとうございました。ご縁をいただくかたは素敵なかたばかり* ほんとうに幸せ者だと思っています。

 

lunasomnium02169999.hatenablog.jp

 

 そういえば、先日のBLOGに綴ろうと思いつつ、お知らせが多すぎて失念してしまっていたのですが、ご要望をいただき、わたし自身もそのような流れのタイミングであることを感じたので、Goddess Healingにあらたに90分の枠をご用意いたしました* まだサイトにそっと記しているだけのものを見つけてくださり、お申込みくださったかたに感謝します*

 

 

 今月のマグダラのマリアのことをおつたえするのが遅くなり、申し訳ありませんでした。7月も下旬に入ろうというころですが、どうぞ暑さをしのぎ、涼やかにリラックスできる時間が、どなたさまにもありますように*

 

 

 

 LOVE♡